
当院では、地域で気楽にいつでも安心してかかれる歯科医院を目指しています。むし歯や歯周病などの歯科一般の治療から、親知らず、口内炎、顎関節症、インプラントなど、最新の設備と確かな技術による診療を通し、来院される皆様のお口(口腔)の健康を維持することで全身の健康にも寄与します。また、一生涯健やかな人生を過ごせるよう予防やメインテナンス(定期健診)も行っていきます。
◆ 顎関節症の治療について
●顎関節症とは
顎関節症は、現代病のひとつとして、最近特に多くの方に見られるようになってきました。顎関節症は、下顎の関節頭が頭蓋骨にある関節円盤に不均等にあたることによって、関節全体に負担がかかり、雑音や痛み、口が開かなくなるなどの症状が起こる病気です。
顎関節症には、下記の様ないろいろな病態があります。
1、 顎を動かす筋(咀嚼筋)の障害
歯軋り、くいしばり、あるいは硬いものを好んで食べるなどの過度な顎の運動により顎の筋肉が虚血(血のめぐりがわるくなる)状態になり、慢性の筋疲労により痛みが生じる。
2、 顎関節の関節包・靱帯の障害顎関節の靭帯や関節包に過度な力が加わり顎関節の捻挫を起こし、顎を動かすときのいたみを生じる。
3、 顎関節のクッションの役割をしている関節円板の障害
顎関節の運動におけるクッションの役割をしている関節円板が前方にずれることにより口の開け閉めのときに関節雑音や顎の痛みが生じたり、あるいは口が開かなくなる。
4、 顎関節軟骨および骨の変形
関節円板に障害がある経過の長い顎関節症、あるいは加齢変化などにより顎関節の軟骨や骨組織に変形が生じる。ただし加齢変化による関節の変形ではなにも症状がないことがあります。
これらの病態が単一、あるいは重なっていろいろな症状がおきます。
●顎関節症の原因
顎関節症の原因については諸説ありますが、多くの場合、歯の噛み合わせがなんらかの要因によりずれてしまい,下顎が不均等に動いて顎関節に負担をかけていることです。
①下顎が左右のどちらかにずれて顎関節症になっている
下顎が左右のどちらかに不均等にずれてしまい、顎関節に負担をかけて顎関節症になっている状態です。この状態は簡単に自分で確認できます。歯を噛み合わせて鏡を見てみると、上の歯の真ん中の線と下の歯の真ん中の線(以後正中線と言います)がまっすぐであれば、下顎はずれていませんが、下顎の正中線がどちらかにずれていると、顎がずれている可能性が高くなります。
②上下の噛み合わせが低くなって顎関節症になっている
上下の噛み合わせが全体的に低くなって、下顎が後ろにずれてしまい、顎関節に負担をかけて 顎関節症になっている状態です。この状態もおおよそ自分で確認することは可能です。歯を噛み合わせて鏡を見てみると、通常下の歯は上の歯に上から1/3程度覆われて、歯茎から2/3くらいが見える状態になります。ところが、噛み合わせが低くなって下顎が後ろにずれているときは、下の歯が上の歯に2/3以上覆われてしまい、下の歯はほとんど見えなくなってしまうことが多いのです。
③ どういう人が顎関節症になりやすの?
特に仕事でパソコンを使ったり、デスクワークや細かい作業で下を向くことが多い人は顎を噛みしめることが多く、顎関節症になる危険性が高いです。
●一般的な顎関節症の治療法
顎関節症にはいろいろな症状があり、なかには病態の異なるものが顎関節症症状を起こすことがあります。顎の痛みが骨折や炎症などによる場合は治療法がまったく違ってきます。どういう症状かを判断し、必要があればMRIやCTなどの画像診断を行います。
当院での治療はほとんどが保存的治療(手術などの外科的療法でない治療)で、スプリント療法(マウスピース)理学療法、薬物療法(消炎鎮痛剤など)などが主体です。
ケースによっては、咬合治療(クラウンなどを被せ、理想的なかみ合わせに作り直す)を慎重に行います。
顎関節症でお悩みの方はご相談ください。